段 瑞聡(DUAN Ruicong、だん ずいそう)
略歴:
1967年 中国内蒙古自治区生まれ。
1988年7月、内蒙古大学外国語学部日本語学科卒業後、同学部助手に就任。
1990年9月、財団法人大内山塾に日本語研修のため来日。
1991年4月、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程入学。
1999年3月、同博士課程単位取得退学。
1994年4月、杏林大学社会科学部専任講師(有期)。
2001年4月より慶應義塾大学商学部専任講師、准教授を経て、2011年4月より現職。
2004年7月に博士(法学)学位取得(慶應義塾大学)。
専攻領域:中国近現代史、日中関係史、現代中国政治。
主要著作:
『蔣介石と新生活運動』(慶應義塾大学出版会、2006年、単著)、『改訂版 岐路に立つ日中関係』(晃洋書房、2012年、共編著)、『蔣介石の戦時外交と戦後構想――1941-1971年』(慶應義塾大学出版会、2021年、単著)、『現代中国の国家形成』(慶應義塾大学出版会、2024年、編著)など他多数。
受賞:
2021年11月、公益財団法人孫中山記念会より「第二回林同春記念・孫文記念館学術賞」受賞。
抱負
長年、中国近現代史と日中関係史について研究してまいりました。近年は北東アジアにおける和解の重要性に関心を寄せるようになりました。北東アジアの歴史には、戦争と植民地支配という負の遺産があります。その負の遺産をいかに乗り越え、未来志向の関係を築いていくかについて日々考えております。微力ではございますが、全力を尽くして取り組む所存です。何卒ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。