
ユニークな日本の文字文化 単行本(ソフトカバー) – 2025/10/30美根慶樹 (著) ¥1,320 税込
漢字・ひらがな・カタカナの3種類の文字が使用されている、世界的にもユニークな日本の「三文字文化」。その背景にある日本の文化や歴史、さらに国際化によるローマ字使用の増加についても解説。
目次
第1章 自己認識は難しい
1ユニークな日本の文字文化
2日本人論も文字文化に興味を示さなかった
3外国人による観察も
第2章 三文字文化の形成
1日本語のために必要だった仮名
22種類の仮名
3仮名が開いた新世界
4漢字は主要な文字
5漢字を廃止した諸国
第3章 混合文化
1漢字仮名交じり文
2混合状態の利点
3盛んに作られる混合語
第4章 複雑化
1厄介な漢字の読み
2権威と場
3外国名の正確な表記は困難
4コミュニケーション
第5章 大衆と文字文化
1万葉仮名も使っていた
2大衆を対象に
3高い識字率
4大衆を大事にしなかった中国
第6章 漢字文化改革論
1ローマ字化論
2三文字文化は改革が必要
3ローマ字化推進運動
4ローマ字化論の根本的問題
5中国における漢字改革
第7章 四文字文化に発展するか
1ローマ字とは
2今起こっていることはローマ字化でない
3片仮名表記のメリット・デメリット
4四文字になるか
