白 春岩(はく しゅんがん Bai Chunyan)早稲田大学商学学術院 講師
1981年、中国瀋陽に生まれる
2004年、大連外国語大学日本語学部卒業。同年来日
2013年、早稲田大学社会科学研究科修了、博士(学術)
2014年4月-2016年3月、早稲田大学社会科学総合学術院 助教
2016年4月-2018年3月、早稲田大学社会科学総合学術院 非常勤講師
2017年4月-2023年3月、早稲田大学理工学術院 非常勤講師
2023年4月-現在に至る、早稲田大学商学学術院 講師(任期付)
2023年4月−現在に至る、昭和女子大学全学共通教育センター 非常勤講師
専門と業績
専門は、近代日中関係史、東洋史。
業績
<著書>
『李鴻章の対日観―「日清修好条規」の締結を中心に』 2015年 成文堂
<論文>
・(査読付)「『李文忠公事略』の出版と呉汝綸」、『次世代論集』(No.1)2015 年度「次世代フォーラム」研究成果報告論文集 pp.18-34、2016年
・(査読付)「清国軍艦揚武号の日本来航―新聞に見る日中関係史の一コマ―」、『法史学研究会会報』第19号、pp.106-123、2016年
・(査読付)「外交儀礼をめぐる衝突と調和 ―1873 年の謁見問題を中心にして―」、『アジアの未来へ Vol.2―私の提案:第二回アジア未来会議優秀論文集』pp.189-196、2015年
・(査読付)「明治初年日清関係の一断面―礼砲問題を巡って」、『法史学研究会会報』第18号、pp.109-117、2014年
・(査読付)馬里亜・老士号事件与《中日修好条規》(中国語)、《暨南学報》(哲学社会科学版) 暨南大学 pp.126-131、2013年
・(査読付)「李鴻章の『自強』思想―馮桂芬からの影響を中心にして―」、『ソシオサイエンス』19 号、早稲田大学社会科学研究科、pp.190-197、2013年
・(査読付)「李鴻章の対日観―『日清修好条規』締結までの経緯を中心に―」、『ソシオサイエンス』18 号、早稲田大学社会科学研究科、pp.113-128、2012年
・(査読付)「1873 年日使觐见同治帝的礼仪之争―李鴻章与副島種臣的外交交渉―」(中国語)、《南開日本研究》2011 南开大学日本研究院、pp.304-320、2011年
・「1872 年における日本政府の琉球政策―清国使節と維新慶賀使の邂逅を手がかりにして」、『社学研論集』18 号、早稲田大学社会科学研究科、pp.300-307、2011年9月
・「1874 年の台湾出兵と清国の対応―「撫恤銀」問題を手がかりにして」、『社学研論集』17号、早稲田大学社会科学研究科、pp.86-101、2011年
・(査読付)「1873 年における清国皇帝への謁見問題―李鴻章と副島種臣との外交交渉」、『ソシオサイエンス』16号、早稲田大学社会科学研究科、pp.49-64、2010年
・「小田県漂流民事件における中国側の史料紹介」、『社学研論集』15号、早稲田大学社会科学研究科、pp.138-145、2010年
・「明治初期における李鴻章の対日観」、『社学研論集』14 号、早稲田大学社会科学研究科、pp.164-179、2009年
抱負:
近代日中関係史を史料に即して再検討しようと考え、とりわけ近代日中外交の幕開けである「日清修好条規」及び中国の近代外交に深く関わった人物、李鴻章の対日認識を考察しています。古文書を読むのが大好きで、史料を地道に読み続けていきたいです。