略歴:
横浜市生まれ。日本大学大学院法学研究科修了後、
鹿島平和研究所客員研究員、秋田経済法科大学法学部
講師・助教授・教授、日本大学法学部教授。その間、
米国オハイオ州立大学マーションセンター、英国オッ
クスフォード大学難民研究センター、タイ国チェンマ
イ大学GMS研究センターなどで客員研究員、北東アジ
ア学会会長などを歴任。定年退職後は日本大学大学院
法学研究科講師。
専門と業績:
専門は国際関係論、平和学、東アジア地域論、開発教育。近著に『SDGs時代の平和学』法律文化社、2019年(単著)、『東アジアの重層的サブリージョンと新たな地域アーキテクチャ』勁草書房、2020年(共著)『〈周辺〉からの平和学』昭和堂、2019(共著)、『国際関係論〔第3版〕』弘文堂、2018(共編著)、The New International Relations of Sub-Regionalism, Routledge. 2019(共著)など。論文に「コロナ危機から考える国際協調主義の再考」、「国連SDGsにおける教育理念と平和」、「グローバル時代における政治的価値と地球市民の役割」などがある。
これまで現地調査と理論構築の双方を往復しながら、東アジアの各地域を分析してきた。地域が国境を越えて新しい交流圏を構築したり、地域経済圏を形成する動きを観察するためには、国境地域を調査・散策し、その状況変化を体感することが重要だと考えています。これまで訪れた国境地域は、北米、欧州、東北アジア、東南アジア、中央アジア、中国周辺などおよそ20の地域。また環境・開発の実態調査では東南アジア(タイ北部)やインド(ラダック・南インド)をフィールドとしてきた。
抱負:
Think globally, act locally and change personally !
地球規模の課題、アジアの国境を越えた地域交流・協力を考えるとき、私たちが地元/生活の場(ローカル)で知恵を出して語り、行動していくことが大で変重要だと考えます。そして地域の人々の意識や行動様式を変えていくことによって、その輪が広がっていくことが期待されます。INAFは金沢という地元で設立されたシンクタンクです。この地に集まった人たちで知恵を出し語り合い、そして発信することで東北アジアや世界規模の課題に果敢に取り組むことを私は期待しています。