小川 雄平教授の論文:「東北アジアの緊張緩和と越境地域経済協力」(転載)

 小川雄平教授は、現在九州情報大学の教授・学部長、研究学科長(80歳)を務めています。9月29日大阪商業大学で開催した北東アジア学会第30回記念シンポジウムで記念講演をされております。私(李鋼哲)は久しぶりに小川先生にお会いしてとっても嬉しい気持ちでいろいろ交流ができました。

 小川教授は、東北アジア研究(環日本海研究)の第一人者であり、早く1988年に環日本海経済圏に関する構想を提案されている方です。私は1995年8月に中国長春で開催された東北アジア国際シンポジウムで、INAS(環日本海総合研究機構)の温井寛事務局長と出会いができましたが、小川先生はそのINASの創設理事を務めていたので、後ほど出会いの機会に恵まれました。後ほどは環日本海学会(現北東アジア学会)の会長も歴任し、九州で産学官で作った東アジア研究会の会長(現名誉会長)も務め、精力的に研究交流活動を行ってきています。そして80歳になった現在でも現職で教壇で頑張っておられ、東北アジア研究(日本では一般的に「北東アジア」という用語が使われていますが、小川先生は「東北アジア」に拘って使い続けております)でも立派な実績を作りあげつつあります。掲載の論文は九州に基盤を置いている東アジア研究会発行の『東アジア研究』第33号に掲載した論文ですが、先日先生からメールで抜く刷りを送ってきてくれましたので、著者のご承諾を得た上に、こちらのHPに掲載いたします。とりわけ、北朝鮮と中国の越境経済協力に焦点を当てた実証減給の論文ですのでご一読くださいませ。(李 鋼哲)